アメリカ・ニューヨーク直輸入のハーキマー鉱物です。
特有の透明度と強い輝きを持っています。
サイズ:58.1×32.0×20.2mm
重 量:64.58g=322.90カラット 比重3.58777778(通常の水晶は2.64〜2.69)
グレード:超スーパークリア・不明ノングレード極レア!!!, 不思議レア天然透明結晶・超ユニーク不思議形, 全体が自己修復,
極レア(淡い白濁ミルキーホワイト&面クラック鏡面ヴェール), 極レア(形成不明、全体が自己修復+割れ), 超クリア無色+ミルキーホワイト透明・超ユニーク不思議&不明コレクターズグレード
その他:研究用・コレクション向き・鑑賞向き
撮 影: Caplio G4wide(四号機)
■ 不思議なハーキマー産の透明結晶です。→→少しだけわかったことがありますので、下記欄外に書きます。
58.1mmで322.90カラット、64.58グラム、(およそですが18立方センチなので)比重は、なんと3.58777778
!!!
通常の水晶の比重は、2.64〜2.69と言われていますから、あきらかに組成が異常です。
※ガラスの比重は、2.3〜4.5。(鉛ガラスなど、金属等の含有量が高いほど重くなります)
他の手持ちのハーキマー水晶の比重は、およそ21立方センチで56.80グラム、比重は2.70(容積の誤差があるので、2.69に近いのだと思います)
この結晶は(すでに結晶と呼んでいいのかわかりませんが)、10数年前から手元においてある石です。
このサイトを始める準備として、ハーキマーのMattさんから大きな段ボールで1,500ドル分仕入れた中に入っていました。
段ボールの中は、すべてハーキマー産のロッククリスタルと鉱物。
さまざまな大きさとグレードの「ハーキマーダイヤモンド」と「ハーキマーカルサイト」と「ハーキマーの母岩」でした。
一目見て、この石だけが他と違いました。
ハ−キマ−らしからぬ形状だし、見た目よりもずっしり重いし、だけど水晶の特長はそのままあって。。
「不思議な結晶が混じっているなぁ」と思い、わけがわからないままにストックしておきました。
■ それから10数年経って、さまざまな結晶を見てきて、結論とまでの確証はありませんが、自分なりの思うところを書きたいと思います。
まず、結晶内部は、「超スーパークリア」そのままです。
※ムーンストーンのような「淡い白濁ミルキーホワイト」と書いたのは、表面だけでした。
結晶はタテに割れていますが、斜めに面クラックの鏡面ヴェールが入っています。
この「タテの割れ」も、単純に割れではありません。ルーペで覗くと、自己修復しているような状態でした。
さらに、光に透かした時のモアレ模様が、とても興味深く面白いです。
形状は、画像の通り。
通常の水晶(六方晶系)の形とはならず、棒状に延びていて、鍾乳石の丸い先端に似ているようにも見えます。
そして表面は、大雑把にはぬるんとしていますが、ツルツルではなく、波紋のような柄(模様)があります。
※これが「淡い白濁ミルキーホワイト」の理由です。
ルーペで覗くと、幾つものタイプに分かれた波紋が合わさって出来ています。
面白いことに、平らな面を下にすると、自立します。
いったいこれは、何でしょう?
インスピレーションとしては、何らかの理由でハーキマーの結晶が融けて、他の何かにくっついて、冷えて固まって、再組成したように思えます。
……と言うことは、「ライトニングクオーツ・雷水晶」を思わせますが、その痕跡はありません。
そもそもこれは、水晶なんだろうか?
比重も違うし、偏光フィルターで見てもよくわかりませんが、鉛ガラスのようにも思えません。
不純物も見られませんし、色合いも無色透明と白っぽい白濁です。(鉛ガラスのような色合いには、合いません)
ですが、ちゃんと水晶の特長、「複屈折」の像を結ぶ特長も持っています。
「複屈折」=水晶鑑定の基本ですが、一本の髪の毛が二本に見える角度を持っているか否か。
※ガラスや水晶の粉を熱で練って溶練水晶(中国産の加工品)は、一本しか見えません。
いったいこれは、何でしょうか? 天然の鉱物なのか、人工なのかさえ不明です。。
まだしっかりした答えは出ませんが、わかる方がいらしたら教えてください。
■ 不明な部分が多いので、比重3.58で調べてみると……(下記欄外に引用させていただきました)
※ハーキマーダイヤモンドのグレードとクリスタル用語解説を、ご用意してあります。
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※当ショップの画像は、イメージを損ねる事がないよう原物のそのままを撮影しています。その為「サイズ」以外一切加工していません。照明も太陽光のみです。(画像の写
りが悪くてすみません。実物はもっと綺麗ですよ。)
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