アメリカ・ニューヨーク直輸入のハーキマー水晶です。
ハーキマー特有の透明度と強い輝きを持っています。
サイズ: 74×73×51mm
重 量: 308g=1540カラット
グレード: ノングレード, 優良極美標本, 母岩付き結晶+微細ドリュ
撮 影: Caplio G4(弐号機)
「母岩付き結晶」の美バランス。
彫刻のような、どこか人の表情のようにも思える小さなドリュのくぼみ。
13mmほどの透明度の高いクリア結晶が「瞳」のよう。
◆なかなか気に入る「母岩付き結晶」は、少ないのです。
ハーキマーダイヤモンドの母岩は、ハーキマーの大地の地盤そのもの。
5億年も前の海の底が、固く締まって岩盤となりました。
ところどころ黒く見えるくぼみには、微細なドリュが敷きつめられ、尽きせぬ興味を引き起こします。
下から見たら、おおむね三角柱。
人の表情に見えるサイドと、ほぼ母岩の山型サイド、そして微細なドリュが網の目のように走るサイド。
バランスの良い標本です。
底面はしっかりしているので、自立します。
結晶なかばのドリュにはまったクリア結晶は、12mmほどもあるボリューム美形な結晶です。
内包物は確認出来ず、結晶表面も極平滑。
ドリュに接している部分があるので取り出せませんが、かなりの高グレードです。
ほとんどAAAに近い、とても綺麗な結晶です。
これは「洗われていない」採れたての標本です。
うっすら現地ハーキマーの母岩特有の『甘い香り』がします。
※ウラ面の母岩を削ると、『甘い香り』がもっとわかると思います。
洗えば見た目は多少なりとも綺麗になりますが。
洗ってしまうと、もうこの香りがなくなってしまうので、なるべくならこのままの状態で楽しまれて下さい。
この標本自体にはグレードの表記は出来ませんが、蒐集に向く優良な標本です。
マイナスの要件が、見あたりありません。
◆コレクションとして、末永く可愛がって下さい。
★ドリュ・ドリューズィ:ハーキマーダイヤモンドは岩のくぼみに形成されますが、その時結晶の周りに出来る微小の結晶の群晶が『ドリュ』です。
大抵は母岩の表面の石英質に直接生えるように形成され、シングルターミネイト(片錐)の針の山状態です。
砂糖のザラメのような白っぽい薄茶色の「ホワイト・ドリュ」と、より小さい粒の黒いビロードのような「ブラック・ドリュ」とがあります。
語源は、ヨーロッパのアルプス。フランス側にある「シャモニー」の『DRUS』針峰群から来ています。
撥音は、固有名詞なので「ドリュ」です。(フランス語なのでSは撥音せず。)
DRUSYだと「ドリューズィ」になります。(これは英語。)
※和名は、『針峰群晶』ノとでも呼びましょうか。
※ハーキマーダイヤモンドのグレードとクリスタル用語解説を、ご用意してあります。
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※当ショップの画像は、イメージを損ねる事がないよう原物のそのままを撮影しています。その為「サイズ」以外一切加工していません。照明も太陽光のみです。(画像の写
りが悪くてすみません。実物はもっと綺麗ですよ。)
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